納豆樹脂は自重の5000倍の水を吸収するそうです
しかも、土中の微生物により炭酸ガスと水に分解されます
地球にやさしい「ニュー・グリーンプラスチック」です
この納豆樹脂を活用し、砂漠緑化と食糧増産に役立てる研究が進んでいるそうです
納豆樹脂は、100%天然素材からなる生分解性
吸水性及び可塑性を特徴とします
きわめて新規性の高いエコマテリアルです
現在、「食べられる容器」の試作にも成功しているらしいです
この納豆樹脂、水を吸収すると
膨潤して透明なハイドロゲルになるのです
保水能力は抜群で、納豆のネバネバたった1グラムで
5Lの水を蓄えることができるんですよ

これは、市販の紙オムツや生理用品の5倍の吸水力なのです
凄いですね〜^^
ガンマ線照射量と納豆の糸の濃度の組合わせで
いろいろな性状を持つ納豆樹脂が作られるそうです
最近の高吸水性樹脂は、紙オムツなどの用途だけではなく
体液吸収材などの医療分野、建設分野、鮮度保持剤などの食料分野、
緑化や土質改良剤などの農業・園芸分野など
多くの分野に利用されているのです
納豆菌が生産するポリグルタミン酸は
重合度が5000以上の生分解性ポリアミノ酸で
納豆なので昔から誰もが食べているので
安全性は折り紙付きです^^
納豆のネバネバからできる
驚異的な吸水作用がある、このエコ対応型納豆樹脂は
いったん水を含むと蒸発しにくく
乾燥地帯の給水に適しそうです
この高吸水性樹脂の特性を生かした
環境リサイクルシステムとして
「グリーン・リサイクルシステム」を考案したのです
納豆樹脂を利用して「シード・ヘドロ・ペレット」をつくり
砂漠や乾燥地帯に埋め、給水すれば
穀類などの作物がすくすく育ち、実るというわけです
収穫された大豆から納豆をつくり
新たな「シード・ヘドロ・ペレット」にするほか
加工して食糧にし、アレルゲン・フリーな
機能性たんぱく質として食すのです
「シード・ヘドロ・ペレット」を使えば
砂漠の緑化と食糧の供給が同時に可能となり
資源の無駄がなくなります。。。
その他、納豆樹脂の生分解性と
高吸水性を活用した生分解性高吸水剤を開発して
生ゴミ・ヘドロ・し尿・家畜糞尿や
地域産業から排出される産業排水を
コンポスト化するような自然界が有する
自浄力・修復力を利用した、環境に負荷を与えない
環境調和型処理システムや新規流体輸送システムの構築など
納豆樹脂の用途はさらに広がることが予想されているのです
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